2017.09.06
アメリカではタトゥーを入れるのが普通って本当?偏見はない?
自由の国アメリカではタトゥーが普通って本当ですか?
自由の国とも言われるアメリカでは、18歳~29歳までの若い年代のうちに38%前後の人がタトゥーを入れる傾向があります。
またイギリスにおける2012年の調査によると、5人に1人がタトゥーを入れている実態があるのです。
未だにタトゥーや刺青に関してネガティブなイメージの強い日本人がこうした調査結果を見ると、「アメリカやヨーロッパに行けば堂々とタトゥーを入れられるの?」と感じるかもしれません。
しかし海外においても未だに、タトゥーや刺青に対する偏見などは残る実態があるのです。
タトゥーが入っていると就職が難しくなる
イギリスのガーディアン誌によるアンケートでは「タトゥーあり」と「タトゥーなし」という2人の求職者の能力が同じだった場合、多くの経営者が後者を選ぶという調査結果が発表されています。
また飲食店や宿泊施設などの客商売の場合は、会社に多くの売上をもたらしてくれるお客様を不快にさせないために、タトゥーのある人を雇わないと断言する事業主も多く見受けられる実態があるのです。
アメリカは意外と保守的な国
キリスト教原理主義者やクリスチャンの多いパイプベルトと呼ばれる地域には、保守的なアメリカ人が多いことで知られています。
また中には婚前交渉を禁じる思想を厳守する信者も存在するため、こうした地域で偏見が多くタトゥーが受け入れられないのは、納得できることだと言えるでしょう。
ホワイトカラーと刺青
ホワイトカラーと呼ばれるカテゴリに含まれるアメリカのエリートビジネスマンの中にも、タトゥーをしている人は僅かに存在します。
しかし幼い頃から自分がホワイトカラーの仕事に就く夢や目標を持っている人は、将来起こり得る不利益を想定して、タトゥーは入れないという選択をしているようです。
日本はアメリカ以上に偏見の強い国
ここまで紹介したとおり、自由の国・アメリカであっても刺青に対する社会的制限は多くあると考えられます。
またタトゥーを反社会的勢力の象徴と考える人も多い日本では、アメリカやイギリスといった諸外国以上に根強い偏見がありますので、注意が必要です。
もし若気の過ちで入れてしまったタトゥーにより就職や結婚に支障が生じている場合は、早めに美容クリニックに相談をして刺青を除去してみてください。
人気の記事
基礎知識