2017.10.01
アートメイクと刺青、タトゥーは何が違うのでしょうか?
アートメイクとは?
アートメイクは、アイライナーやアイブロウの代わりに皮膚の薄い部分に色素を入れる施術法の総称です。
この施術によって眉やアイラインが消えなくなると、温泉やサウナ、プールなどでも自分のコンプレックスを意識せずに楽しめるようになると言われています。
またアートメイクによる落ちない眉やアイラインがあれば、当然メイク時間の短縮もできますので、この施術を行うサロンでは「忙しい人にもおすすめ!」といった広告を出すことも多いようです。
アートメイクと刺青は何が違うの?
皮膚に色素を入れるといった部分で考えれば、タトゥー・刺青とアートメイクは似ているものと感じられるかもしれません。
しかしこの両者には、インクを入れる皮膚の深さといったところに大変大きな違いがあります。
半永久的にその絵柄をキープする必要のある刺青やタトゥーでは、表皮の下にある真皮層や皮下組織のあたりに色素を入れていきます。
これに対してアートメイクの場合は、表皮から0.02~0.03mmほどのところに着色するのが一般的となっているため、この両者の違いは意外と大きいと考えられているのです。
皮膚の薄いところに色素を入れるとどうなるの?
肌の浅いところにある表皮には、新陳代謝が盛んな特徴があります。
この部分に入れたアートメイクの色素は、ターンオーバーによって少しずつ排出され、最終的に消えてしまう存在となっているのです。
これに対して真皮層や皮下組織では、表皮ほどの盛んなターンオーバーがないため、こうした場所に入れられた刺青のインクは、色が若干変わったとしても除去施術を行わない限りずっと皮膚の中に残る特徴があるのです。
アートメイクを受ける際の注意点
刺青と同じように皮膚の中に色素を入れるアートメイクは、安全性の高い医療機関で施術を受けることが理想です。
リーズナブルな価格で行われているアートメイクの中には、何の免許も持たない素人のアーティストが施術を行うスタジオもあるため、料金だけで決めるのは大変リスクが高いと捉えた方が良いでしょう。
また安すぎるアートメイクを行なった人の中には、まぶたなどの肌荒れや腫れといった不調を訴える方々も大変多く見受けられますので、明らかにおかしな症状が出た場合は早めにアートメイク除去や刺青除去のできる美容クリニックに相談をした方が良いと言えるでしょう。
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