2016.10.29
サロンでできるタトゥー除去にトラブルはないの?
タトゥー除去もサロンで行える時代が到来!?
将来のことを考えずに入れてしまったタトゥーにより「生きづらさ」を抱える人が増えた近頃では、そんな方々をターゲットにした「タトゥー除去施術のできるサロン」が急増傾向にあります。
美容クリニックを中心とした医療機関に対して敷居の高さを感じている人にとっては、気軽に利用できるサロンの方が魅力的に感じることも多いようです。
ではタトゥー除去サロンは、本当に患者さんの要望どおりに施術をしてくれるのでしょうか? 今回は、多くの人が抱えるそんな疑問の答えを徹底解説していきます。
サロンではどうやってタトゥー除去を行うの?
医療機関ではないサロンでは、刺青除去用に開発されたイースネイザーを使って施術を行うのが一般的です。
イースネイザーによって色素が分解された皮膚はターンオーバーによって徐々に薄まっていく仕組みです。
このマシンを使うためにはメーカーで発行する証明書が必要となりますが、近頃問題視されている悪質業者では無許可でイースネイザーを用いた施術行うケースも大変多いようです。
サロンで行うタトゥー除去は終わりが見えない
サロン用として開発されたイースネイザーは、美容クリニックの医療レーザーと比べてパワーが大変弱い難点があります。
この特徴は、施術によって生じる「痛み」や「腫れ」が気になる人にとっては、嬉しいマシン仕様と言えるかもしれません。
しかし実際は、イースネイザーのパワーが低すぎて「なかなか刺青が消えない」とか「いつまで通うべきか先が見えない」といったトラブルが増えているのです。
微妙すぎるサロンのアフターフォロー
皮膚に関するスペシャリストではないサロンでは、お客様の肌トラブルを予防するために欠かせない鎮痛薬や抗炎症薬などの処方ができません。
また想定外の腫れや炎症などが生じた場合は「早く病院に行ってください!」という指示しかできないため、サロン利用者の中には「最初から美容クリニックに行っておくべきだった!」と後悔する方々が続出しているのです。
サロンと美容クリニック、どちらがおすすめ?
価格重視で比較検討をする人たちは、サロンでのタトゥー除去を選ぶ傾向があります。
しかしサロンの場合は前述のとおり「治療期間が長期化しやすい」という難点があるため、その費用を累積していくと美容クリニックの料金を超えることも多く見受けられるのです。
また医師免許を持たないサロンの場合は、悪質な営業によって警察に摘発される事例も増えていますので、長期的に通える安定性といった部分でも不安要素は大きいと言えるでしょう。
こういった実情を抱えたサロンに通うなら、タトゥーに対して医学的なアプローチのできる美容クリニックを選ぶことをおすすめします。
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