2016.09.13
スタジオでタトゥーを入れる際の流れ
ミーティングと予約
大事な皮膚に施術を行う刺青やタトゥーは、まず彫り師とともにミーティングをしっかり行うことから始まります。打ち合わせの際に疑問や違和感が生じた場合は、焦らずに全ての問題を解消することが「後悔のないタトゥーの仕上がり」を生むと考えて良いでしょう。またミーティングでは図柄のデザインや色彩についても相談が行われますので、後々生じる「こんなはずじゃなかった!」というイメージ違いを回避するためにも、妥協をせずに気に入った柄を選ぶことが理想と言えるでしょう。
施術
彫り師によって作られた下絵に納得したら、施術部位に貼り絵を行なって彫る作業に入っていきます。依頼者が持参したデザインをそのまま使用する場合は、下絵を作らずに彫り師がフリーハンドで直接デザインを描くこともあるようです。筋彫りやぼかしといった手法によっても施術時の痛みは変わってきますので、不安がある場合は彫り始める前に確認しておくべきと言えるでしょう。
アフターケア
タトゥーが彫り終わった後は、少し深い擦り傷がある状態です。彫る作業が終わった後は、タトゥー部分の消毒と抗菌薬が塗布され、最後に包帯などで施術部位が保護される形となります。施術直後のタトゥーは皮膚のバリア機能が損なわれた大変デリケートな状態になっていますので、彫り師の指示や注意点をしっかり聞いた上で安静にする必要があると言えるでしょう。彫り方や大きさによって異なるアフターケアとなりますが、3~7日間は軟膏を塗り続けることが、「早く綺麗なタトゥーを完成させるコツ」だと言われています。
ケアや注意点の失敗でタトゥーが汚くなった場合は?
依頼者の不注意やいい加減な生活によってタトゥーが汚く仕上がっても、医療従事者ではない彫り師は、そのフォローを行うことはできません。またいい加減な気持ちでアフターケアをサボっていると、せっかく入れた美しい色素が色褪せることも考えられますので、最初のミーティングから完成までの間は、慎重に過ごすことが必要だと言えるでしょう。もし何らかの不注意で皮膚に異変が生じた場合は、タトゥー除去手術を得意とする美容クリニックに相談をしてみてください。美容クリニックでは、レーザー、切除、植皮などを併用した対応も行なえますので、刺青を入れた後で「こんなはずじゃなかった!」というトラブルが生じた際にも、患者さんの皮膚をより良い形に戻せます。
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