2017.12.15
タトゥーで肝炎にかかりやすくなる理由とは?
タトゥーや刺青で肝炎になるって本当ですか?
日本でも少しずつ浸透し始めてきているファッション性の高いタトゥーには、肝炎などの深刻な病気になるリスクがあると言われています。
こうした実態を知らずに価格や口コミ重視でスタジオ選びを行うと、後々になって肝炎などの病気やトラブルが自分の体に生じることもあるため、注意が必要です。
またタトゥーにはさまざまなリスクやデメリットがありますので、長所だけでなく短所についてもきちんと目を向けた上で、「刺青を入れるべきか?やめるべきか?」を決めることが理想と言えるでしょう。
タトゥーで肝炎になる理由とは?
タトゥーや刺青によって生じる肝炎などの感染症は、針の使い回しや不衛生な環境が原因だと考えられています。
例えば、医療機関である病院で注射や点滴を行う際には、ひとりひとりの患者さんに新品の針を使うことが義務付けられています。
これに対して低価格で施術が受けられるタトゥースタジオの場合は、コストを削減するために針の使い回しなどをしている実態があると言われているのです。
こうした理由によりタトゥースタジオで感染する病気の中には、B型肝炎やC型肝炎の他に、エイズや破傷風といったものもあると言われています。
針の交換や消毒が行われていれば問題はない?
輸入インクによる施術が増える近頃では、タトゥーに使う針だけでなく、有害物質を含んだインクによる健康被害も問題視されるようになりました。
特にリーズナブルな料金で入れられるカラフルなタトゥーには、下記のような金属物質を含んだインクが使われるケースが多いようです。
・紫 → マンガン
・赤 → 水銀
・緑 → クロミウム
・黄 → カドミウム、コバルト
タトゥーの施術によってこれらの有害物質が体内に入ると、腎臓や中枢神経、脳などに悪影響を与えることもあるため、注意が必要です。
タトゥーによる肝炎であることに気づかないケースも多い
感染力の高いウイルスによって肝炎になった人の中には、まだ発症していないという理由で、自分が病気になってしまったことに気づかない方々も多い実態があります。
また肝炎の発症がタトゥー施術から数年経ったタイミングで生じた場合は、その原因がスタジオであることを疑わないケースもあるようです。
こうした形でその後の健康や人生に大きな支障をもたらすタトゥーや刺青は、なるべく入れない方が良いと言えるでしょう。
また若気の至りで過去に入れた刺青によって生活面での支障が出ている場合は、早めにタトゥー除去のできる美容クリニックに相談をするのが理想と言えそうです。
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