2016.09.05
タトゥーでHIV・B型・C型肝炎になる?刺青における性感染症のリスクとは?
タトゥーによって感染症にかかる理由とは?
タトゥーや刺青の施術で感染症になるのは、不衛生なスタジオで行われている「器具の使い回し」によるものです。こういった感染症が社会問題となった今の時代は、多くのタトゥースタジオが針の消毒や滅菌などの衛生管理をしっかり行うようになりました。しかし中には、施術をする彫り師自身が性感染症や肝炎を患っていることもあるため、どんなに衛生面で徹底しているスタジオであっても万全とは言えないのです。特に性感染症のHIVやB型肝炎などの場合は、長きに渡って症状が出ないこともあるため、病気にかかっている彫り師自身が「自分の病気に気づいていないケース」も存在するようです。
タトゥーによる感染リスクの高い病気とは?
タトゥーによる感染リスクで問題になっているのは、HIVウイルスを原因とするエイズ、B型肝炎、C型肝炎の3つです。海外ではタトゥーによるエイズ感染も多く見受けられるため、海外のタトゥースタジオを利用しようとする場合は、「日本国内よりもリスクが高い」と捉えた方が良さそうです。また肝炎の場合は、肝臓がんのリスクを高める要因になることでも知られていますので、タトゥースタジオの衛生環境については、彫り師にしっかりと確認すべきと言えそうです。
性感染症の検査は自宅でもできる
簡易検査キットが普及した今の時代は、自宅でエイズやB型、C型肝炎のチェックをできるようになりました。料金は検査内容によって異なる形となりますが、8項目フルで15,000円前後が相場のようです。この方法で検査をすれば、採血時にタトゥーを施した腕を看護師に見せる必要もありませんので、偏見が気になる人にもおすすめ度の高いキットと言えるでしょう。
健康であり続ける為に「タトゥーを入れない」という選択肢もある
タトゥーによって生じる性感染症や肝炎のリスクを回避するためには、「刺青を入れない」という道を選ぶことが理想だと考えられます。また近頃では、タトゥーを入れたことによる社会的支障に悩まされる方々も増えていますので、この手術を行うことで生じる問題は「性感染症だけではない」と考えて良いでしょう。既に入れてしまったタトゥーによる副作用や身体的、生活面での問題を抱えていらっしゃる時には、美容クリニックで行われている刺青除去手術も検討してみてください。
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