2017.01.25
タトゥーにはC型肝炎や発がん性インク使用の危険性がある
人気アーティストも入れるタトゥーに潜む危険性
安室奈美恵さんやEXILEのATSUSHIさんといった人気アーティストの多くがタトゥーを入れる今の時代は、刺青に対する強い憧れを抱く若者が増え始めています。
しかしカッコイイ・お洒落といった印象を周囲に与えるタトゥーや刺青にも、意外な危険性やデメリットがたくさん存在しているため、注意が必要です。
今回は、これから刺青を入れようと考えている皆さんと一緒に、施術によって生じる可能性のあるリスクやトラブルについて考えていきます。
タトゥーや刺青のインクによるアレルギー
タトゥーや刺青に使う色素は、利用するスタジオによってその成分内容が大きく異なります。
特に若い世代でもチャレンジしやすい低額料金で施術のできるスタジオでは、海外から調達した安い染料を使っている可能性もあるため、発がん性やアレルギーといった部分で注意が必要です。
インク成分に含まれるアレルギー物質は、色によっても変わってきます。
例えばグリーン、ホワイト、イエローの色素には、鉛が含まれている可能性が高いです。
これに対してブラウン、ブラック、レッドの染料には、鉄が含有されていることもありますので、同じスタジオを利用していてもデザインによってアレルギーの出る・出ないが変わってくると捉えて良いでしょう。
タトゥーや刺青でC型肝炎になるリスク
タトゥーや刺青を入れる際には、C型肝炎を中心とした感染症の危険性も注意すべきです。
使い捨ての機器を使っている一般的なスタジオでは、感染症のリスクは理論上ないと考えられます。
しかし前述のとおり低料金で施術を行なうタトゥースタジオの中には、コストを下げるために衛生管理も乱雑な傾向がありますので、日本国内であっても100%安全ということはないと捉えた方が良いでしょう。
タトゥーや刺青があると病院の検査が受けられない
亜鉛やチタン、鉄、鉛といったインク成分を使っている可能性の高いタトゥーを入れている人は、磁気を使用するMRI検査ができないケースが非常に多く見受けられます。
高い実績によって信頼性の高い彫り師に施術をしてもらったとしても、MRI検査を受けた時にトラブルが起こらない保証はどこにもありません。
また中にはタトゥーと関係のないCT検査も受け付けない病院も存在しますので、万が一病気になった時の対応が難しい実情を考えると、刺青にはメリット以上にデメリットの方が多いと捉えるべきだと言えるでしょう。
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