2016.08.24
タトゥーによって生じる恐ろしいアレルギーの実態とは?
タトゥーによって生じる副作用が非常にたくさんある
衛生環境の整わないタトゥースタジオがほとんどだった1980年代は、施術によってB型肝炎やC型肝炎、HIV(エイズ)などに感染したトラブルがかなり多く見受けられました。しかしタトゥースタジオの衛生環境が整った今の時代でも、タトゥー施術をきっかけにさまざまな副作用や病気にかかる人がいるのです。今回は、そんなトラブルの中でも世界的に注目されている「アレルギー」について、研究者の意見などを確認していきます。
タトゥーでアレルギーが生じるメカニズムとは?
タトゥーでアレルギーが生じる原因としては、「色素の種類」と「肌の炎症」の2つが挙げられます。色素によってアレルギーが生じる人たちは、タトゥー施術を行なってしばらく経ってから、「特定色素を使った部位のみ」に腫れや痛みが生じる傾向があります。これに対してタトゥー施術によって肌が傷つくと、普段はなんとも感じないレベルの色素の成分を皮膚が外的刺激と認識することもありますので、それなりに強い体質の人でもアレルギーが出やすい状態と言えるでしょう。
アレルギーがすぐに出ないこともある
タトゥー色素によるアレルギーが出た事例の中には、施術を行なってから20~40年後というケースもあるようです。この場合は、半年~1年で「何の問題もない!」とか「私はアレルギーにならなかった!」という過信でたくさんのタトゥーを追加で入れる人も見受けられますので、注意が必要です。またタトゥーは入れれば入れるほど、肌がどんどんデリケートになるものですので、回を重ねればアレルギーのリスクも高まると捉えた方が良いでしょう。
タトゥーや刺青でアレルギーのような症状が出た時には?
リーズナブルな価格で利用できるタトゥースタジオは、基本的に「色を入れること」しか出来ない場所です。そんなスタジオ利用で肌にトラブルが出た場合は、アレルギーや皮膚のメカニズムに詳しい医師に相談をするしかありません。刺青除去手術を行う美容クリニックでは、アレルギーの原因と考えられる色素の取り除きも可能となりますので、想定外の炎症や腫れ、痛みに悩まされている場合は、早めに無料カウンセリングで相談をするようにしてください。
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