2017.12.19
タトゥーの入った人はMRI検査での事故や肝疾患などのリスクが高い理由と対策
タトゥーインクのせいでMRI検査の事故が生じる
色鮮やかなデザインを彫ることのできるタトゥーには、病院で受けるMRI検査を含めて、今後の生活や健康面にさまざまな支障をもたらすリスクがあります。
また「肝疾患になったのは刺青が原因かも?」といった口コミも少なくない実態がありますので、その理由やタトゥーインクのリスク対策について頭に入れておくことも必要だと言えるでしょう。
今回は、これからタトゥーを入れる予定の方や、既に入れてしまった刺青に後悔や不安を抱えている皆さんと一緒に、現状の問題とより良い対策について考えていきます。
MRIの事故がタトゥーインクで起こる理由とは?
刺青をしている人にMRI検査が適さないのは、タトゥーインクの中に重金属の有害物質が含まれるものが非常に多いからです。
さまざまな病気の診断に使われるMRIには、強力な磁気を用いて人体の内部を撮影できる特徴があります。
こうしたメカニズムで動くMRIをタトゥーのある人に使うと、タトゥーインクの中に入った金属と磁気が化学反応を起こして変色や火傷を起こすことがあるようです。
タトゥーインクで腎臓や肝臓が悪くなる
もうひとつ注意すべきなのは、タトゥーインクに含まれた有害物質が血液内を循環すると、体のデトックスに欠かせない腎臓や肝臓に大きな負担がかかる可能性が高まるそうです。
また肝臓や腎臓には有害物質を分解する機能はありませんので、場合によっては体内に蓄積した重金属類により、その後の消化吸収などに支障をきたすこともあると言われています。
こうした形で内臓に不調が生じれば、病院で検査を受ける必要も出てきますので、MRI検査で事故のリスクがあるといった状況には大きな問題があると言えるでしょう。
また患者さんの安全を第一に考える病院では、どんな色のタトゥーであってもMRI検査を断ることもあるようです。
専門機関でタトゥーインクの検査をするスタジオもある
こうした形でタトゥーインクによる健康被害や事故の報告や噂の増える近頃では、お客様に安心してもらうために、タトゥーインクの検査を徹底するスタジオも登場し始めています。
しかしタトゥーインクの中にはアレルギー反応をもたらす種類もあるため、どんなにスタジオが徹底した管理や検査を行っていても、病気などのリスクがゼロになることは難しいと捉えた方が良さそうです。
またタトゥーへの偏見が根強い日本では、どんなに小さなデザインであっても今後の就職や結婚、子育てに支障が出るとも言われていますので、若気の至りで入れてしまった刺青に強い後悔の念を抱いているなら、心身の健康のためにも美容クリニックで除去することをおすすめします。
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