2016.08.29
タトゥーや刺青があると保険加入できないのでしょうか?
タトゥーによって生命保険に入れないこともある
タトゥーを入れることで生じるトラブルの中には、「生命保険に関するもの」が非常に多く見受けられます。生命保険や医療保険は、自分自身の健康だけでなく葬儀費用や家族の生活費に繋がる部分でもありますので、勢いだけでタトゥーを入れる前に「どうして生命保険トラブルが多いか?」をしっかり確認しておくべきと言えそうです。今回は、タトゥーや刺青を入れた人たちが生命保険会社に嫌がられる理由から、皆さんと一緒に対策を考えていきます。
生命保険に入れない理由1 肝炎やHIVのリスクがあるから
タトゥーを入れて半年~1年は、生命保険会社以外に、医療機関で行われる献血や輸血も断られるのが一般的です。またタトゥーによって体内に炎症反応が生じると、アレルギーなどのリスクも高まるため、「一般の人と比べて病気にかかる可能性が高い」という理由で、生命保険の加入を断られるのです。特に生命保険会社担当者の目に入る場所にタトゥーを入れていると、告知義務がなくても加入を断られる傾向があるため、注意が必要です。
生命保険に入れない理由2 反社会的勢力との繋がりが想定される
生命保険会社がタトゥーや刺青を嫌う理由には、「刺青=反社会的勢力に加入している証」という偏見もあると言われています。特に近頃は、組織同士の抗争なども増えていますので、「命を失うリスクが高い職種である」と位置づける生命保険会社側の認識も納得できることだと言えるでしょう。またたくさんのタトゥーを入れる人の中には、リストカットなどの自傷行為をする方々も多く見受けられるため、刺青が入っていれば「反社会的勢力と無関係でも自傷や自殺のリスクが高い」と断定されるようです。
生命保険トラブルを回避するためには?
今回紹介したような生命保険トラブルを回避するためには、「タトゥーを入れる前に生命保険に加入する」もしくは、「美容クリニックのレーザーなどで刺青を消してから保険会社に連絡をする」といった方法がおすすめです。特に美容クリニックを利用すれば、体に彫られた刺青の存在がバレるリスクも回避できますので、確実に保険金の支払いをしてもらうためにも、おすすめ度が高いと言えるでしょう。これに対して前者の場合は、告知書の中にタトゥーに関する記載が存在している可能性もあるため、「トラブルが完全に起きない」という保証のできない対応策となります。
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