2016.12.31
タトゥーや刺青は何歳から入れられるのでしょうか?
刺青は何歳から入れられるの?
日本の法律に則った話をすると、タトゥーや刺青の施術ができるのは18歳以上となります。これは、各都道府県で定められている「青少年保護育成条例」によるルールです。その詳しい内容については、各自治体によって多少異なる傾向もありますが、一般的な規定としては「18歳未満の未成年はタトゥーや刺青を入れられない」と捉えるべきだと言えるでしょう。
青少年保護育成条例の中にはどんなタトゥーの規定が書かれている?
各都道府県の「青少年保護育成条例」の内容を見てみると、そのほとんどが青少年に対する「刺青の勧誘、周旋、強要」を禁止していることに気付かされます。また中には、「医療行為などの正当な行為を除いて」という文章を入れる自治体も存在しますので、医療機関ではないタトゥースタジオを利用することも、基本的には禁止されていると捉えて良いでしょう。
この法律を違反して18歳未満の若者にタトゥーを入れた場合は?
条例を違反して18歳に満たない若者にタトゥーや刺青(入れ墨)を入れた場合は、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金刑が課せられます。また青少年を保護するこの法律は、実年齢を知らずにタトゥーを入れてしまった彫り師も処罰対象となるようです。
タトゥーを入れる未成年者が増えている実情
日本では18歳以上しか彫ることのできないタトゥーも、近頃では悪質な専門店によって中高生が施術を受けてしまう事例も多く見受けられるようになりました。こういった問題の背景には、タトゥー施術を行なうスタジオ自体が違法性の高い存在である実情が大きく影響しています。またこういったサロンで施術を受けると、万が一のトラブルが生じた時にもアフターフォローをしてもらうことができませんので、子供にとっては特にリスクの高すぎる場所だと捉えて良いでしょう。
未成年のタトゥーは除去できるもの?
悪質なスタジオで施術を受けてしまったお子さんでも、美容クリニックを訪れればタトゥーを消す・薄くすることができます。この場合は「保護者と同伴」もしくは「保護者の同意書」が必要ですので、注意が必要です。近頃ではインターネットから保護者同意書のダウンロードや無料カウンセリングの申し込みができるクリニックも増えていますので、まずは相談予約だけでもしてみると良いでしょう。
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