2017.03.23
タトゥーインクでアレルギー反応が起こる
タトゥーインクでアレルギー反応が出るって本当ですか?
タトゥーによるトラブルの中には、インクに入っている成分によってアレルギーを起こした事例も珍しくありません。またアレルギー反応であることに気付かない人の中には、アフターケアを怠った自分を責める方々も多く見受けられますので、注意が必要です。今回は、タトゥーインクとアレルギーに関するリスクについて、徹底解説していきます。
どうしてタトゥーや刺青でアレルギーが出るの?
刺青の施術でアレルギーが生じるのは、インクに含まれ金属成分の影響が大きいと言われています。特にタトゥーの色素へのアレルギー反応を持っている人の多くは、黄色もしくは赤のインクによって肌トラブルが生じることが多いそうです。
アレルギーが出るまでの期間と症状とは?
タトゥーによってアレルギーが出るまでの期間は、人によって大きく異なります。一部の事例では、施術から1ヶ月~2年ほど経ったタイミングで皮膚トラブルが出た事例もあるため、タトゥーインクの場合は、美容院で使う毛染めやパーマ液と違って皮膚表面で行うパッチテストによる確認が難しいと捉えた方が良いかもしれません。症状については、赤みや痒みだけでなく、出血が生じることもあるようです。
刺青の施術でアレルギーにならないためには?
アレルギーの不安がある場合は、施術前に彫り師からインクを構成する成分や色、名前、メーカー、製造業者といった情報をもらう方法もおすすめです。メーカーサイトを確認したり、製造業者に直接問い合わせをすれば、ニッケル、クロム、カドミウムといった金属内容物を教えてもらえる可能性も高まります。またあまりにも金属成分が多い場合は、アレルギーが生じるリスクが高いインクとも言えますので、ジュエリーやアクセサリーで肌荒れなどに悩まされている人は、別なインクを使う他の業者を探した方が良いかもしれません。
タトゥーインクで癌になることもある
ドイツのレーゲンブルク大学の研究によると、いくつかのタトゥーインクには、細胞や皮膚、DNAに損傷を与える危険性があるそうです。カジュアルなタトゥーに使用する黒インクは皮膚がんの確率が少ないとも言われていますが、後々のトラブル予防として彫り師の使うインクに興味を持つことは良い心掛けだと捉えて良いでしょう。もし施術後にアレルギーと思われる症状で悩まされている方は、刺青除去を得意とする美容クリニックに相談をしてみてください。
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