2017.04.17
タトゥー刺青の削皮(アブレーション)治療とは?
削皮(アブレーション)でタトゥー除去
広範囲に及ぶ大きなタトゥー除去をする際には、削皮手術が用いられることもあります。
削皮はその名のとおり、患部の皮膚を削ることでタトゥー色素を取り除いてく手術です。
今回は、将来的に刺青除去手術を検討している皆さんと一緒に、アブレーション治療の特徴や注意点などを確認していきます。
剥削治療・削皮治療・アブレーション治療とは?
削皮を用いる刺青除去治療は、皮膚に入ったタトゥー色素の9割ほどを削り取ってしまう方法です。
ドクターによって削られた部分が擦り傷になると、マクロファージと呼ばれる貪食細胞が集まり、そして残りの色素を処理分解してくれる仕組みです。
経過観察によりマクロファージでも除去分解ができなかった墨や色素が残っていた場合は、レーザー治療を用いることで、更にきれいな仕上がりを目指していくようです。
削皮治療はドクターの腕によって仕上がりが大きく変わる
削皮治療を行う際には、この方法でタトゥー除去の実績の多いドクターを選ぶのが理想です。
アブレーションを得意とするドクターに手術をしてもらうと、手術の翌日にはお風呂に入ることができます。
また皮膚再生の完了は2週間ほどで終りますので、比較的スムーズに傷跡が安定するようです。
これに対して削皮治療があまり得意ではない医師によって行われた手術では、傷跡の安定までに3ヶ月もの期間を要した事例が存在します。
中には、近くの関節の動きが悪くなったり、傷跡が酷いケロイド状になるといった副作用に似た報告もあがってきていますので、こうしたトラブルを防ぐためにも、アブレーション治療の医師選びは慎重にすべきだと言えるでしょう。
上手な削皮は時間と手間をかけている
患者さんのことを考えた削皮手術を行うドクターは、削りすぎを防ぐ努力を行います。
また色素が多く残っている部分だけ、時間をかけて他の道具を使うといった工夫も傷跡の早期安定に繋がりますので、小さなものでも1時間半、大きなタトゥーであれば3~4時間かかるのが、一般的な削皮治療と捉えて良いでしょう。
このように大変手間のかかる削皮治療を行えるクリニックは、それだけ腕に自信がある可能性が高いとも考えられます。
また今の時代は美容クリニックで無料カウンセリングを設けていますので、まずは自分のタトゥーを見てもらいながら、より良い治療方針を決めていくのが理想と言えるでしょう。
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