2017.04.06
タトゥー除去で多く使われるヤグレーザーとは?
刺青除去で使うレーザーにはさまざまな種類がある
医療技術が日々進歩する今の時代は、刺青除去で用いられるレーザーの中に、高い効果で知られる「YAGレーザー」という種類が登場しています。
複数回の照射により刺青を徐々に薄くしていくレーザー治療を受ける場合は、「その病院でどんなレーザー機器を使っているか?」という点も確認しておくのが理想です。
また近頃では、話題のYAGレーザーを用いる美容クリニックも増え始めていますので、レーザー治療でタトゥーを薄くしやすい時代になっていると言えるでしょう。
今回は、最も人気のヤグレーザーを中心に、この方法でタトゥー除去を行うポイントなどを解説していきます。
2種類の代表的なYAGレーザー
日本の美容クリニックで多く用いられているのは、QスイッチYAGレーザーと半波長QスイッチYAGレーザーの2種類です。
アメリカで刺青除去を目的に開発されたQスイッチYAGレーザーは、カジュアルなタトゥーに用いられる青や黒といった特定の色素だけに、最も深い作用範囲に効果を発揮する種類です。
これに対して半波長QスイッチYAGレーザーは、真皮進達性が劣るという理由で、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲン繊維を壊すことなく、表皮にあるメラニン色素だけを効率的に破壊できる種類となっています。
こちらのレーザーは、黒系だけでなく赤系色素にも反応しますので、日本に古くからある和彫りのようなカラフルな刺青にも効果的なマシンと言えそうです。
YAGレーザーの新しいマシン「スペクトラ」
刺青除去を行う美容クリニックの中には、このカテゴリの最新マシン・スペクトラを用いるドクターが多く存在します。
青や黒系に反応する1,064nmの波長と、赤系に反応できる532nmの波長を搭載するスペクトラを用いれば、さまざまな色素を使ったカラータトゥーであっても比較的効率的に目立ちにくくすることができます。
またスペクトラには、広範囲照射と均一照射というダブルの機能も兼ね備えていますので、刺青の入ったパーツに対してムラなくYAGレーザーの光を当てられるといった部分でも、このマシンを使うメリットは高いと言えるでしょう。
まとめ
美容クリニックで用いるレーザーのマシンは病院によって異なります。
またレーザー治療が適する・適さないの判断についても、患者さんのタトゥーデザインによって変わってくる実情がありますので、まずは病院に問い合わせをすることから行動を起こしてみてください。
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