2017.12.27
パッチ植皮で削皮したタトゥーで生じた傷跡を早く治す
植皮法とは?
植皮法とは、タトゥーのないパーツから採取した皮膚を、刺青の入った部分に移植する方法です。
色素が入った皮膚を深く削皮する植皮法には、大きなタトゥーを1度の施術で取ることのできる利点があると言われています。
また刺青のある部分を一気にとる植皮法の場合、インクの色に左右されるレーザー治療のように治療回数に関する懸念事項もないようです。
これに対してデメリットについては、方法次第では皮膚を採取するパーツにも大きな傷が残ってしまう問題があると言われています。
タトゥー除去に多く使われるパッチ植皮法とは?
刺青のないパーツから取った綺麗な皮膚を、傷部分に点在させて移植する方法をパッチ植皮法と呼びます。
この方法のメリットは、他の部位の皮膚を傷つけることなく、施術部位のみで皮膚再生や回復を早めていけることです。
しかしパッチ植皮法には、移植した皮膚が生着できず、壊死してしまうなどのデメリットやリスクもあると言われています。
また移植したパーツとそうでない部分には、見た目に差が出てしまう植皮法ならではとも言える傷跡の治り方の特徴もあると言われています。
パッチ植皮法はどんなケースで適応となるのでしょうか?
パッチ植皮法を適応できるのは、削皮したパーツから正常な皮膚がとれる場合のみです。
そのため、一般的にはその部位に全て色を施してしまっているタトゥーの場合、パッチ植皮法は難しいと考えられています。
星型のタトゥーを例に考えると、線のみでデザインが描かれている場合は、その内部にあるきれいな皮膚を使ってパッチ植皮を行える可能性が高まります。
この方法で星型タトゥーの植皮を行うと、正常な皮膚から傷に対して治ろうとする力と、点在させたパッチの皮膚から傷に向かって修復する2つの力が働くことで、回復がスムーズになることが多いようです。
これに対してデザインの輪郭だけでなく、その内側にも何らかの模様が入っている刺青の場合は、削皮の部分から正常な皮膚を取り出せないことにより、パッチ植皮法を行うのは難しいという判断となります。
パッチ植皮法を希望する場合は?
今回紹介したパッチ植皮法を希望する人は、まずタトゥー除去の中でも植皮法を使った治療実績の豊富な美容クリニックで、無料カウンセリングを受けてみてください。
刺青除去が得意なドクターが患部を見れば、「パッチ植皮法に適しているか?否か?」の判断も容易に行えます。
また美容クリニックには複数種類のタトゥー除去法が用意されていますので、予算や希望する治療期間などを伝えた上で、自分に合った施術を提案してもらうのが理想となるでしょう。
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