2017.12.01
レーザー治療は有効?リスカなどの傷跡に色素沈着が起こる理由
傷跡の色素沈着はどうして起こるのでしょうか?
リストカットや根性焼きによって肌に炎症が起こると、皮膚が自分の肌を守ろうとした結果として、メラニン色素が分泌されます。
この色素が肌に残ってしまうと、色素沈着という状態になるのです。
肌の細胞を紫外線などの外的刺激から守ってくれるメラニン色素は、体の機能としての特徴もあります。
しかし色素沈着が酷くなると、大人ニキビなどの痕も目立つ形となってしまうため、多くの人がメラニン色素を悪者として捉える実態があるのです。
紫外線により色素沈着が酷くなる
リストカットの傷痕などが紫外線に当たると、なかなか色素沈着が消えない状態となってしまいます。
また肌の表皮に強い刺激を与える紫外線B波は、リストカットや根性焼きによって生じた炎症を酷くする存在となりますので、皮膚に傷が付いた後の生活によってもそれ以降の回復に大きな影響があると捉えて良いでしょう。
傷跡の色素沈着を消す薬はありますか?
傷跡の色素沈着を消す成分や薬は、美容分野のシミを消すものとほぼ同じです。
麦芽やいちご、コーヒーなどに含まれるハイドロキノンは、化粧品への配合だけでなく、病院でも取り扱われている成分です。
ハイドロキノンには、メラニンの生成を抑えるだけでなく、色素細胞への働きかけによってメラニンを減少させる効果もあります。
また紫外線による酸化で黒くなってしまったメラニンを薄くすることもできますので、色素沈着に悩まされている皆さんには注目度の高い存在になると言えるでしょう。
これに対してドラッグストアなどでも販売されているアットノンは、血行促進、抗炎症作用、水分保持作用の3つにより、傷跡の色素沈着を改善する薬です。
1,404円で15gの内容量となるアットノンは、市販のハイドロキノン化粧品と比べてかなりリーズナブルな商品です。
しかしアットノンやハイドロキノンといった薬は、基本的に新陳代謝の周期に合わせて継続して使う必要がありますので、即効性を求める皆さんには少し物足りない存在と言えるかもしれません。
レーザー治療で傷跡の色素沈着を薄くする
確実性の高い治療法を求める人には、美容クリニックで取り扱いのあるレーザーの活用もおすすめです。
美容皮膚科で取り扱いのあるレーザーには、Qスイッチルビーレーザー、メドライトC6、Vビームレーザーといったさまざまな種類があります。
患部に直接照射するレーザーは、ハイドロキノンを使った治療よりも有効性の高いそん時となりますので、少しでも早く色素沈着を消したい・治したいという人は、美容クリニックの無料カウンセリングを受けてみると良いでしょう。
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