2016.06.01
乾燥と紫外線は禁物!米国皮膚科学会発表のタトゥーや刺青の注意点
アメリカでのタトゥーは自己表現の手段
多様性や自己表現の手段としてタトゥーが認められているアメリカでは、18歳~25歳までの3分の1以上、26歳~40歳までの40%以上が何らかの刺青を入れていると言われています。
また皮膚にさまざまな絵柄を入れることのできるタトゥーには、「外観を変え、自己表現が可能になる」といった見方もあるため、さまざまなコンプレックスに悩む人々が施術を考える存在になっているのです。
刺青によって生じる意外な病気
そんなアメリカの皮膚科学学会では、「タトゥーのケアを怠っている人には、高い皮膚がんのリスクがある」という報告をしています。
この研究結果を詳しく見ていくと、タトゥーや刺青に含まれるが化学物質ベンゾピレンに皮膚がんの発生に大きく関係しているようです。
タトゥーや刺青による皮膚がんを防ぐためには?
タトゥーによる皮膚がんは、インクに含まれるベンゾピレンと紫外線の化学反応によって起こるとされています。
アメリカの皮膚科学学会では、タトゥーや刺青のある人向けに「皮膚がんのリスクを軽減する方法」を紹介していますので、毎日の生活の中でぜひ実践してみてください。
・タトゥーを入れた肌をきちんと保湿する
・日光を浴びる15分前には必ずSPF30以上の日焼け止めを塗り、バリア機能を高める
・日焼けサロンには行かない
・日焼け止めは2時間おきに塗り直す
・新しくタトゥーを入れる場合は、ほくろのない皮膚にする
自己流の方法でタトゥーを消すのもNG
アメリカの皮膚科学学会では、通販サイトなどで購入できるのタトゥーを消すキットを使った除去法にも注意喚起をしています。
自己流の方法でタトゥーを消そうとすると、肌への強いダメージによって更なる肌トラブルが生じることがあるようです。
また自己流タトゥー除去の失敗によって美容クリニックや皮膚科受診をする患者さんも増えているため、どうしてもタトゥーや刺青を消したい場合は、専門医に依頼すべきと言えるでしょう。
タトゥーや刺青除去を得意とするクリニックでは、無料のカウンセリングも行っていますので、まずは今現在抱えている悩みを相談することから行動を起こしてみてください。
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