2016.12.12
刺青やタトゥーは時間とともに色褪せるものなのでしょうか?
タトゥーや刺青も色褪せが生じるって本当ですか?
皮膚の深いところに色素を入れるタトゥーや刺青には、基本的に色褪せが生じることはありません。しかし施術を受けた人のアフターケアの怠りや皮膚状態のへ変化によっては、色の見え方が変遷することはあり得るのです。今回は、これから施術を検討する皆さんが心配をしているタトゥーの色褪せについて考えていきます。
タトゥーは経年劣化で色褪せるものではない
彫り師によって入れられたタトゥーの色素は、年が経つに連れて次第に肌に馴染んで美しくなっていくのが一般的です。こういった色素の多くは肌の深い部分に入れられるため、普通の肌トラブルのようにターンオーバーの影響を受けることはありません。また腕の良い彫り師は数年先のことをイメージして施術を進めていきますので、色柄が美しく変化することはあっても、経年劣化による色褪せが生じる可能性はないと考えて良いでしょう。
間違ったアフターケアによって色素が定着しないことはある
タトゥーのトラブルで最も多いのは、患者さん自らかさぶたを剥がしてしまい、色素が上手く定着しなくなる症状です。彫り師によって注入された色素をより良い形で馴染ませるためには、タトゥースタジオで指示されたとおりのアフターケアを行なう必要があるのです。またこの時期に勝手な対処をしてしまうと、傷の修復はがスムーズにいかないことによる肌トラブル生じるケースも多く見受けられます。
皮膚の厚みによって色が崩れることもある
タトゥーを入れた部分の皮膚の厚みが変われば、色や絵柄にも当然変化が起こります。特に何度もダイエットとリバウンドを繰り返すことで、太ももなどに肉割れが生じてしまった人たちの場合は、彫り師によって描かれたデザインに歪みなどの問題が起こることもあるようです。また足の踵や膝裏などは皮膚の厚みが変化することで、5~10年ほどで色変わりが生じやすいと言われています。
まとめ
時間の経過によって色褪せが生じないタトゥーは、永久的に色素が保たれる一生ものの施術と捉えて良さそうです。若い世代も気軽にタトゥーを入れるようになった近頃では、その数に比例して後悔をする方々も増加傾向にあります。またタトゥーにより就職試験や結婚が失敗するトラブルも増えていますので、施術を受ける際にこだわるべきなのは色の変化だけではないと言えるでしょう。既に入れてしまったタトゥーに悩まされている方は、刺青除去手術が得意な美容クリニックに相談をしてみてください。
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