2017.02.28
刺青・タトゥーの彫り師が勧めるアフターケアの軟膏とは?
タトゥー施術のアフターケアに適した軟膏とは?
医療機関ではないタトゥースタジオでは、彫り師自身が軟膏の処方を行うことができません。また低料金を実現するスタジオでは、簡易的な説明だけで施術を行う傾向があるため、実際に刺青を入れた人の中には「自分で軟膏やクリームを調達した」という方々も大変多く見受けられるのです。今回は、アフターケアの方法に悩む皆さんに、彫り師がブログなどで紹介しているおすすめの軟膏をいくつか紹介していきます。
シアバター
シアの木から採れる植物油脂のシアバターは、「保湿の王様」とも呼ばれる商品です。古い時代の原産諸国では、民間療法のひとつとして筋肉痛や火傷痕の保護としてシアバターが活用されていました。またシアバターには人の皮脂とよく似た性質もありますので、肌馴染みの良い商品を求める皆さんにおすすめ度が高いと言えそうです。
テラマイシン軟膏
テラマイシン軟膏は、ドラッグストアや通販サイトで購入できる第2類医薬品です。2種類の抗生物質が入ったこの商品は、施術後の化膿が心配な皆さんにおすすめ度の高い存在と言えそうです。この医薬品は皮膚科などでも処方されています。
ワセリン
ワセリンは、テラマイシン軟膏にも配合される保湿成分です。タトゥー施術を行った患部にワセリンを塗布すると、角質層に生じる水分蒸散にブレーキがかかります。またワセリンは湿潤療法でも多く使われていますので、安全性の高い軟膏やクリームを求める皆さんにはおすすめ度が高いと捉えて良いでしょう。
ボラギノール
彫り師の中には、痔の治療に用いるボラギノール軟膏をおすすめする人もいるようです。この軟膏には、腫れ、出欠、痒みを抑えるプレドニゾロン酢酸エステルや、血液循環を良くするビタミンE酢酸エステルなどの4成分が配合されています。この軟膏を用いると施術の数日後に来る痒みが緩和されるという口コミもありますので、気になる人は彫り師に相談をしてみても良いでしょう。
まとめ
タトゥー施術を行う彫り師が推奨する軟膏は、人によって成分や内容が全く異なると捉えて良いでしょう。アフターケアを怠るとタトゥーの仕上がりが汚くなることもありますので、不安要素がある場合は施術前に必ず彫り師に相談をするようにしてください。もし万が一肌トラブルが生じたら、すぐに美容クリニックを中心とした病院に行くことも忘れないようにしてください。
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