2016.10.21
削皮によるタトゥー除去!効果を高めるアフターケアとは?
削皮(剥削)によるタトゥー除去はアフターケアが欠かせない
カミソリのような医療器具を使って皮膚を削る削皮(剥削)は、結婚や就職といったタイムリミットが決まっていて、「今すぐタトゥーを消したい」といった皆さんが多くチャレンジする除去法です。
削皮を行った後の皮膚は、タトゥーによる絵柄や色素が消える代わりに、火傷と同じような痕が生じる形となります。
この症状を回復に導くためには、正しいアフターケアが欠かせない要素となりますので、削皮を使った刺青除去を検討している方は今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
病院で行う削皮によるタトゥー除去のアフターケアとは?
手術を行う美容クリニックでできるアフターケアは、下記の3つが中心となります。
《手術による傷を清潔に保つ》
火傷や擦り傷のようになった術後の皮膚は、感染症を予防する上でも清潔を保つケアが欠かせません。
特に水ぶくれができた場合は、「その中に肌再生を促進する成分がたくさん含まれている」という理由で治療部位の保護がしっかりと行われます。
《フィブラストスプレーを使ったケア》
削皮によって生じた手術痕や傷をきれいにしたい患者さんには、ケロイドができるのを予防可能なフィブラストスプレーが販売されることもあります。医師の指示どおりにこのスプレーを使っていると、皮膚組織の形成と上皮化が促進されることで、治療部位が早くきれいに回復しやすくなります。
《ドレッシング材(ガーゼ)で保護する》
削皮によって多くの体液が分泌される場合は、浸出液で傷口の保湿を行う「ウェットドレッシング療法」が行われます。フレッシュな浸出液によって回復を早めるためには、手術から3ヶ月ほど毎日ガーゼ交換を行う必要があるようです。
削皮でタトゥー除去を行った後の通院頻度は?
削皮によって刺青除去を行った患者さんは、術後3日目の通院で傷跡の確認を行います。
この段階で特に大きな問題がない場合は、次回は術後1ヶ月目の通院となるようです。
しかし患者さんがひとり暮らしをしていて、背中や二の腕などのガーゼ交換ができない場合は、クリニックで看護師さんがウェットドレッシング療法のサポートを行うこともあるようです。
削皮によるタトゥー除去は創傷治癒力を高めるアフターケアが欠かせない要素となりますので、自分でできないことや不安要素がある場合は、早めに医師に相談するようにしてください。
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