2018.02.01
和彫りの定義と洋彫り(タトゥー)との違いとは?
タトゥーと和彫りの違いとは?
多彩なデザインを皮膚に彫るタトゥーや刺青は、表現手法によってその種類が異なる実態があります。
またオリエンタルな作品の多い日本では、海外と比べて和彫りと洋彫りといった手法に歴や考え方の違いがあるようです。
今回は、タトゥーや刺青に関心を持つ皆さんに、厳密な定義や違いを詳しくご紹介していきます。
和彫りとは?
日本に古くから存在する伝統的な技法を、和彫りと呼びます。
しっかり強い栓をスジ彫りで表現した後、日本刺青伝統となるボカシをする和彫りには、とても綺麗な墨の濃淡をあらわせる特徴があります。
日本人の中には、和彫り=和柄の刺青と捉える人もいるようですが、彫り師のようなプロの世界では表現法としてこのキーワードを使う傾向が高いと言われています。
和彫りに多い図柄とは?
和彫りで施されることの多いデザインには、虎・龍・不動明王・風神・雷神・鳳凰といったものがあります。
上記の図柄であっても、スジ彫りとボカシが施されていなければ、和彫りとは言えません。
また日本ならではとも言える和柄に世界の彫り師が着目する近頃では、和風のデザインを洋彫りで表現するジャパニーズというカテゴリも登場しているようです。
洋彫り(タトゥー)と和彫りの違いとは?
日本では一般的に、和彫りを除くすべての図柄や手法をタトゥーと呼ぶ実態があるようです。
タトゥーという言葉は、タヒチ語で「叩く」を意味するタタウが訛って生まれたものだと言われています。
世界には非常に細かなタトゥーのジャンル分けがあり、その中でも古くからアメリカに存在するトラディショナルタトゥーは非常に有名です。
またこのカテゴリの中には、映画のエイリアンから派生したバイオメカタトゥーや、トライバルタトゥー、ポートレートタトゥーとうった種類も存在するようです。
和彫りと洋彫りの除去法は同じですか?
美容クリニックで行われている刺青除去の方法は、和彫りや洋彫りといった表現手法よりも色素の入っている深さや面積によって、その対応が異なる形となります。
例えば、皮膚のかなり深いところまでインクの入った洋彫りの場合、比較的浅い刺青と比べてレーザー治療の回数や期間が多くかかる実態があるようです。
また刺青除去の方法はそのデザインや色、面積によっても選択が異なる形となりますので、まずはこれらの治療実績の多い美容クリニックに相談を行うようにしてください。
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