2016.10.24
悪質な刺青除去業者によるタトゥートラブルが多発
タトゥーに関する悪質除去業者が問題視され始めている
トラブルが後をたたないタトゥー業界の中では、無免許の業者が輸入した医療レーザーなどを使って行う「刺青除去」に関する問題が多く見受けられるようになりました。
自己流とも言える方法でタトゥー除去施術が行われると、患者さんの皮膚に想定外の火傷や水膨れなどの肌トラブルが生じることも多いようです。
今回はこれからタトゥーを消したいと考えている皆さんと一緒に、悪質刺青除去業者について学んでいきたいと思います。
違法な悪質刺青除去業者って何?
美容クリニック以外で行われているタトゥー除去は、全て違法性の高い悪質刺青除去業者となります。
タトゥー除去施術を医師が行っているところは、合法の美容クリニックと位置付けられます。これに対してエステサロンやタトゥースタジオで行われている除去施術は、基本的に「医師免許を持たない一般人」が行っているため、違法性の高さによって摘発される業者が近頃多発しているのです。
悪質な刺青除去における問題とは?
悪質な刺青除去業者を利用すると、下記のようなトラブルに遭いやすくなります。
《未承認のレーザー機器によるトラブル》
悪質なタトゥー除去業者では、海外で安く買える未承認のレーザー機器を使って施術を行ないます。未承認のレーザー機器は、日本国内における安全性が認められていないものです。特にメラニン色素の薄い日本人の皮膚は外国人と比べてデリケートな特徴がありますので、こういった未承認のレーザーを使うことで火傷などの肌トラブルが起こりやすくなると言えるでしょう。
《医師免許がないゆえの無責任さ》
医師免許を持たない悪質業者は、患者さんの肌質に合うレーザー調整を行うことができません。また強いレーザーによって火傷や水膨れなどのトラブルが生じた場合も、形成外科や皮膚科的な治療をすることができないため、失敗された患者さんは泣き寝入りをするしかなくなってしまうのです。
どうして悪質な刺青除去の利用者は増え続けているの?
悪質な刺青除去にトライする人々が増える理由は、こういった業者が破格値でサービスを行っているからです。しかし業者の失敗によって肌トラブルが生じた場合は、傷痕の手当てといった形で美容クリニックや皮膚科のお世話になる必要があるため、総合的に考えるとコストパフォーマンスはかなり悪いと言えるのです。今回紹介したようなトラブルに遭わないためには、刺青や皮膚組織に詳しいドクターが施術をしてくれる美容クリニックを選ぶことが理想と言えるでしょう。
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