2016.10.25
指への刺青を入れる意味とは?
指に描かれたタトゥーには深い意味がある
指に描かれたタトゥーの中には、自分の過去や仲間との友情を象徴するデザインが多く見受けられます。また近頃では、永遠の愛を誓って「タトゥーリング」を入れるカップルも増えていますので、指という少し変わった場所に施される刺青も珍しい存在ではなくなってきていると考えて良いでしょう。今回は、指タトゥーの意味や入れ方などについて、詳しく解説していきます。
指タトゥーの定番デザインに秘められた意味とは?
指タトゥーのデザインの中で有名な「指輪」と「3つの黒い点」には、その人の生き方を象徴する深い意味が込められていると言われています。
《指輪のタトゥー》
「年少リング」と呼ばれる指輪の刺青は、過去の犯罪を反省し「もう絶対に悪いことはしない」という決意のあらわれとして施されるデザインです。昔は「前科者の証」として刺青が彫られた時代もありましたので、そういった風習が残った結果として年少リングを入れる元不良少年が後を絶たないと考えて良いでしょう。
《3つの黒点のタトゥー》
手の甲の人差し指と親指の付け根に刻まれた3つの黒点タトゥーにも、年少リングと似た意味合いがあると言われています。こちらの場合は、刑務所や少年院で仲良くなった人同士が「義理兄弟の証」としてタトゥーを入れる傾向があるようです。反社会的な組織の中では、互いに握手をしながら三星の刺青を彫る「兄弟星」という風習がありますので、このデザインには「悪いことをした自分への戒め」や「不良の証明」、「永遠の友情」といった意味が隠されていると言えそうです。
タトゥーリングによる弊害が増えている
こういった本来の意味合いを知らず「かっこいいから!」とか「結婚指輪の代わりにしたいから!」いった軽い理由だけで指タトゥーを施してしまうと、周囲から少年院や刑務所に入っていた疑いをかけられることもあるため、注意が必要です。また細かな動きをすることで他のパーツと比べて皮膚の薄い指は、タトゥー除去時の痛みが大きい特徴がありますので、「入れる」よりも「消す」方が遥かに大変な作業になることを頭に入れておくようにしてください。そんな指タトゥーの除去を考えている人には、レーザー照射のパワーが低すぎるサロンよりも、専門知識を持つドクターが対応してくれる美容クリニックの利用がおすすめです。
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