2016.12.29
治療法別!タトゥー除去によって生じる痛み
レーザー治療による刺青除去の痛み
レーザー照射によって刺青の染料を徐々に破壊していくこの方法は、他のタトゥー除去施術と比べて患者さんの負担が少ない存在です。しかし複数回に分けて照射を行なうこのレーザー治療は、刺青が目立たなくなるまで1年~2年の通院が必要となると言われています。
レーザー治療の痛みは、輪ゴムをパチンと皮膚に当てた時のような感覚と表現されることが多いです。しかし本格的な刺青やタトゥーを入れた人たちは、彫り師による施術によってそれ以上の痛みを経験していますので、想像と比べて「痛みが少ない」と感じる方々が多く見受けられるようです。
皮膚切除による刺青除去の痛み
タトゥーの入っている場所の皮膚を切除し最終的に縫合するこの方法は、確実性が高い分、痛みや傷跡が残るといったデメリットのある施術です。しかし皮膚にメスを入れる際にはきちんと麻酔がかけられる形となりますので、「手術中の痛み」よりも「術後の痛み」についてドクターに確認しておくべきだと言えるでしょう。またクリニックでは鎮痛剤の処方もできますので、不安がある場合は相談しておいても良さそうです。
剥削法による刺青除去の痛み
タトゥーの入った部分の皮膚を削っていく剥削法についても、基本的に麻酔をかけて行なわれます。この方法でタトゥーを消した場合は、普通の傷跡と同じような痛みを感じる患者さんがほとんどのようです。また剥削法を行った後については、感染症などを予防するために消毒を含めたアフターケアが必要となりますので、ドクターの指示をきちんと守ることが術後の痛み軽減や回復に繋がると言えるでしょう。
皮膚移植による刺青除去の痛み
皮膚移植によるタトゥー除去は、火傷の治療などで使われる方法を応用したものです。皮膚を切除した後に縫合するこの施術は、麻酔により術中の痛みは感じないと捉えて良さそうです。しかし多くの患者さんは術後の痛みに悩まされる傾向がありますので、皮膚切除や剥削法などと同じようにアフターケアを含めた痛みの対策について、ドクターとのカウンセリングで確認しておくべきだと言えるでしょう。また痛みによって仕事や私生活への影響が懸念される場合は、患者さんの負担が少ないレーザー治療なども検討してみても良さそうです。
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