2018.02.27
眉毛のアートメイクにはリスクが多い!入れ墨と同じ理由でMRIが受けられないことも
普通の刺青やタトゥーと同じ
アートメイクのデメリットやリスクを想像する際には、この施術の特徴がタトゥーとほとんど変わらないことを知っておく必要があります。
眉毛やまぶたに入れ墨をするアートメイクは、その深さやパーツ、呼称が異なるだけで、基本的な仕組みはタトゥーと同じ実態があるのです。
一般の皆さんの中にはタトゥーよりもアートメイクの方が遥かに敷居も低く安全性も高いと勘違いしている方々もいるようですが、こうした勘違いによってトラブルに巻き込まれることがあるという実態を頭に入れておいた方が良いと言えるでしょう。
感染症のリスクがある
医療機関ではないスタジオやサロンで施術が行われるアートメイクには、刺青と同じようにAIDSやB型肝炎、C型肝炎といった感染症にかかるリスクがあります。
特に他店と比べて遥かに安い価格で施術のできるスタジオでは、殺菌や衛生面でコストダウンを図っている傾向もあるため、注意が必要です。
肉芽腫やケロイドができることもある
施術を受ける人の体質によっては、アートメイクを入れた部位に肉芽腫やケロイドといった肌トラブルが生じる可能性もあります。
腕や背中といった目立たちにくいパーツの場合、多少のケロイドが生じても大きな問題になりにくい実態があるようです。
これに対して美意識の高い人がチャレンジする傾向の高いアートメイクの場合は、眉や目元に多少の肉芽腫が生じただけでも、大きな問題になることがあるのです。
ちなみに肉芽腫の原因は、皮膚に入り込んだ色素などの異物を排除・分解しようとする自然なマクロファージの働きとなりますので、どんなに腕の良い施術者であってもこうしたトラブルの予防は難しい部分もあると捉えた方が良いでしょう。
MRIなどの検査を受けられない
皮膚に色素を入れるアートメイクをしている人は、病院で行うMRIで検査を断られる可能性が高まります。
体内で磁気を共鳴させるMRI検査は、アートメイクの色素に入った金属成分との化学反応によって火傷のような症状が起こる可能性の高い医療機器です。
特に医療トラブルなどを防ぎたいと考える慎重な病院の多い今の時代は、その面積が小さくてもタトゥーやアートメイクの入った患者さんの検査を断るところが増えているようです。
またメカニズム的には大きな関係のないCT検査などについても、検査全般といった考え方で断られる可能性もゼロではありませんので、アートメイクを入れる人は注意をしてください。
人気の記事
基礎知識