2017.01.19
タトゥーや刺青の周囲を脱毛できない理由とは?
タトゥーや刺青周りの脱毛ができないって本当ですか?
刺青やタトゥーの入った人たちの多くは、脱毛サロンで行われているレーザー脱毛の施術を受けられません。
良心的なサロンの中には、タトゥー部分に白い布を当ててギリギリの部分まで脱毛をしてくれるところもあるようですが、多くのお店では施術NGの返答をする傾向があるようです。
今回は、タトゥーがある人が脱毛を断られる理由から、より良い対応策について考えていきます。
脱毛マシンの光はタトゥーの色素に反応する
脱毛マシンから発せられる光は、「黒い色素全般」に反応して脱毛を促進する仕組みです。
そのため、普通の皮膚と比べて強く反応してしまう大きなほくろについては、光を跳ね返すシールなどを貼って照射されない対応が行なわれているのです。
これに対してタトゥーの場合は、ほくろを隠すレベルの小さなシールでは対応ができません。
家庭用のマシンを使えば脱毛できますか?
家庭用の光脱毛マシンも、基本的にサロンで使われている機械と仕組みは同じです。
脱毛に関する専門的な知識や経験のない素人がタトゥーの部位に自分で照射を行なうと、火傷などのトラブルが起こりやすくなるため注意が必要です。
また近頃発売されている光脱毛マシンの多くはパワーが強くなっていますので、刺青という特殊な色素を抱えた人が購入する機械としてはリスクの高い商品と言えるでしょう。
脱毛を行なうとタトゥーや刺青が薄くなるって本当ですか?
タトゥーのある部位に光脱毛を行なうと、メラニンを傷つけることで鮮やかな色素が薄くなる可能性も考えられます。
また中には、光や熱によって変質しやすい色素も存在するとも言われていますので、その成分や品質がわからない時点で勝手な行動は起こすべきではないと言えるでしょう。
まとめ
黒い色素に反応する光脱毛は、色鮮やかなタトゥーのデザインを保ち続けるためにも、行なうべきではない施術と言えそうです。
また将来的に全身脱毛を行なう予定があるなら、タトゥーを入れる前に脱毛を終わらせた方が効率的だと言えるでしょう。
もし自分で購入した家庭用脱毛器などによってタトゥー周りの皮膚に異常が出た場合は、刺青除去施術の実績の多い美容クリニックに相談をするようにしてください。
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