2017.03.12
皮膚ガン専門家とタトゥーアーティストが「早期発見キャンペーン」でタッグを組んだ
皮膚がん専門家とタトゥーアーティストがタッグを組んだ!?
日焼け止めブランド「Sol de Janeiro」が、ブラジル国内のタトゥーアーティストを巻き込んだ斬新なキャンペーンが、さまざまなメディアで話題になっています。ブラジルの彫り師450人を集めたSol de Janeiroは、国内で活躍する皮膚がんの専門家を講師とした勉強会を実施しました。その内容は皮膚がんの兆候を早期発見する診療方法となっており、お客様の肌に毎日触れるアーティストは早期発見に向けたトレーニングも受けたようです。
Sol de Janeiroが実施したキャンペーンの目的とは?
日焼け止めブランドSol de Janeiroがこのイベントを行った背景には、日差しの強いブラジルならではとも言える、下記3つの理由があると言われています。
《若者の皮膚がんを早期発見する》
ビーチが大好きなブラジルの若者は、大変多い皮膚がんの発症について「お年寄りの病気」とか「他人事」と捉える傾向があるようです。こういったブラジル国民が抱えるリスクを問題視したSol de Janeiroでは、若者達が利用することの多いタトゥースタジオの彫り師に皮膚がんの早期発見のできる仕組みを考え出しました。
《タトゥーアーティストのイメージアップ》
基本的に「彫ること」だけが仕事とされるタトゥーアーティストが皮膚がんの簡単な診療をできるようになれば、それだけでサービス力がアップすることになります。またブラジルの若者にとってタトゥースタジオは敷居の低い存在となりますので、こうした場所で気軽に皮膚の診断ができることは、集客アップにも繋がるメリットがあると言えるでしょう。
《Sol de Janeiroブランドのイメージアップ》
今回行われたキャンペーンには、健康志向や顧客志向といった部分でSol de Janeiroのイメージアップに直結すると言われています。またタトゥー施術を行った後は綺麗な仕上がりにするためにUVケアが欠かせなくなりますので、タトゥーアーティストがおすすめする日焼け止めブランドになるといった意味でも、マーケティング上のメリットが生まれると言えそうです。
まとめ
今回は、ブラジルの日焼け止めメーカーが発案した、少し変わったキャンペーンをご紹介してみました。日本国内では医師免許を持たない彫り師によってさまざまな肌トラブルや被害の報告がありますので、刺青やタトゥーの施術依頼をする際には注意をするようにしてください。
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