2016.12.26
女性のタトゥー・刺青と除去治療の実態
女性のタトゥーは後悔に繋がりやすい
母や妻といったさまざまな社会的役割を抱える女性は、男性よりも遥かに若かりし頃に入れたタトゥーによって苦悩を抱える傾向が高いと言われています。またタトゥー除去を考える女性の中には、「痛々しい傷痕が残ること」の不安によって施術を諦める方々も多く見受けられますので、美容クリニックで行える治療方法に関する知識をきちんと持つことも問題の早期解決に繋がると言えるでしょう。今回は、タトゥーを入れた女性ならではの問題から、除去治療の必要性について考えていきたいと思います。
女性がタトゥーを入れたことを後悔するタイミングとは?
女性が自分のタトゥーに嫌悪感を抱き始めるのは、下記のようなライフイベントが生じた時が多いと言われています。
《交際相手が変わった時》
彼氏と一緒にペアリング感覚で入れたタトゥーは、失恋や新たな恋愛のスタートによって「一刻も早く消したい」と感じられる存在になってしまいます。また男性によってはタトゥーを入れた女性に嫌悪感や不快感を抱く方々も多く見受けられますので、過去の刺青が恋愛の足を引っ張る可能性もあると言えるでしょう。
《結婚をする時》
結婚によって相手の両親との顔合わせ旅行や同居をする際にも、「いかにタトゥーを隠すか?」といったことに悩まされる女性が多いです。肩などのワンポイントタトゥーであればテーピングなどで隠せますが、絵柄の面積が広い場合は「隠し通すことは難しい」と捉えた方が良いでしょう。
《子供ができた時》
妊娠出産をした女性は「子供に悪影響を与えるかもしれない」といった不安や、「子供と一緒に温泉やプールに行けない」などのもどかしさによってタトゥー除去を考える方々も多いです。またママ友などに刺青の存在がバレると、子供がいじめの対象になる可能性も出てきますので、タトゥーが子育ての足を引っ張ることも想定できると言えそうです。
女性がタトゥー除去を行なう上での注意点
ここまで紹介した理由でタトゥー除去を検討する場合は、女性ならではのリスクを考えて行動を起こす必要があります。
《治療中の妊娠授乳は禁忌》
刺青除去の治療を行っている間は、基本的に妊娠出産授乳はNGだと捉えてください。また出産直後にレーザー治療を行なうと、施術の痛みによるストレスで母乳が出にくくなる可能性もありますので、妊娠とタトゥー除去の両方を考えている場合は治療スケジュールを含めて家族やドクターとしっかり相談をするべきだと言えるでしょう。
《腕のタトゥー除去は妊娠前に行なうのが理想》
二の腕に広範囲のタトゥーがある場合は、引き攣れによる後遺症で生じる子育ての支障を防ぐためにも、赤ちゃんが出来る前に除去した方が良さそうです。また削皮や切除などの手術を行った場合は、傷跡の炎症や痛みによって自分のことだけで精一杯になりますので、家事や育児の部分で家族の協力をお願いすることも必要な除去治療の準備だと言えるでしょう。
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