2017.03.09
入れ墨やタトゥーが恐ろしい病気を引き起こすって本当ですか?
入れ墨には病気を引き起こす恐ろしいリスクがある
2015年10月に発刊された「日経ヘルス」では、近年増加傾向にある若い世代のC型肝炎について、研究者が「ピアスやタトゥーによる感染である可能性が高い」と述べています。またタトゥースタジオの利用によって生じる病気のリスクは、医師や研究者といった専門家も問題視する存在になりつつありますので、施術を予定している皆さんはその実態を頭に入れておくべきだと言えるでしょう。
針の使い回しをするスタジオの実態
タトゥー施術を受けた若者に増えているB型肝炎、C型肝炎、エイズといった感染症は、その多くが針を含めた機器の使い回しによって起こると言われています。少しでも多くのお客様を集めたいと考えるスタジオでは、建前として「針は使い捨てています!」と明言する傾向があります。しかし実際は、低料金を実現するために多くの経費をかけることができず、その結果として針などの使い回しをせざるを得ないスタジオも多く存在するのです。
アートメイクを行うもの医師ではない
国民生活センターの問い合わせで近頃増えているのは、アイラインや眉、リップラインに色素を入れるアートメイクによるトラブルです。医師免許を持たないスタッフによって施術が行われるサロンは、タトゥースタジオとほとんど変わらない存在です。こうした場所で痛みや化膿が生じた場合は的確なフォローが受けられない実情があるため、結果として皮膚科や美容クリニックに駆け込み、トラブルに巻き込まれたと感じるお客様も増えているのです。医師免許を持たない人が施術を行うアートメイクも、タトゥースタジオと同様に医師法違反をしていると考えられますので、その時点で問題が多いことも納得できると言えるでしょう。
タトゥースタジオやサロンで肌トラブルが生じた時には?
アートメイクのサロンやタトゥースタジオで施術後、明らかにおかしいと感じられる肌トラブルが生じた時には、刺青除去施術の実績が豊富な美容クリニックに相談をするのが理想です。さまざまなタトゥーの治療をしているドクターは、色素によるアレルギーや症状についても冷静な判断ができますので、市販薬などを使って自身で肌トラブルの対処をしない心掛けも刺青を入れる上では欠かせないと言えそうです。
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