2017.11.07
浮き出る刺青と平らなタトゥーの違いとは?
タトゥーと刺青における違いとは?
皮膚に色素やインクを入れるといった意味では、刺青とタトゥーは同じカテゴリの施術と捉えることもできます。
しかし厳密には、彫り師が手彫りで行う刺青に対して、カジュアルな印象の強いタトゥーは機械彫りが中心となっているようです。
手彫りで入れられた刺青の場合、皮膚の深いところまで染料が入る特徴により、皮膚の表面が若干盛り上がる特徴があると言われています。
これに対して染料が表皮にとどまるタトゥーの場合は、真皮の影響が少ないことから、皮膚の盛り上がりが生じることはなく、また平なタトゥーになると考えられているのです。
タトゥーと入れ墨は染料も異なる
和彫りで行う刺青の場合、基本的に墨汁や墨が使われます。
これに対して比較的リーズナブルなインクを使うことの多いタトゥーの場合、色素の中に植物成分やプラスチック、金属、酸化鉄などが入っているケースも珍しくない実態があるのです。
こうした実態を知らずに気軽な気持ちでタトゥーを入れた人の中には、配合成分の金属などを起こす方々もいるようです。
タトゥーと刺青における入れ方の違い
刺青の場合は、彫り師が用意した下絵という図柄に基づき、手作業で墨などを入れていく形となります。
手彫り専用の針を用いる刺青では、最初に筋彫りと呼ばれる方法を使って下描きの刺青を入れ、その後に少しずつ細かな図柄や色を入れていく流れです。
これに対してタトゥーの場合、刺青における手彫りの部分が機械によって行われる仕組みです。
タトゥーと刺青の除去方法に違いはある?
黒、濃い赤、濃い青といった色で構成されることの多い刺青の場合、レーザー治療によって除去が行われる傾向があります。
これに対して多彩ない色を使うことの多いタトゥーの場合は、染料やサイズによって施術の方法が変わることが多いようです。
例えば、ワンポイントの小さなタトゥーを早く除去したい患者さんには、切除法が選択されるケースが多いです。
これに対してそれなりにサイズが大きく、刺青と同じように黒、濃い青、濃い赤といった色を使ったタトゥーの場合は、レーザー治療や植皮治療などが選択されることもあると言われています。
タトゥーや刺青による盛り上がった皮膚に関する話や、除去に関する悩みは美容クリニックの無料カウンセリングで相談ができますので、まずは気軽に予約を入れてみてください。
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