2016.07.27
タトゥーのデザインによって異なる意味と場所
お守りに適した図柄や場所もある
刺青やタトゥーを入れる人たちの中には、それぞれの図柄に隠されている意味や効能に着目し「体に刻むお守り」と捉える方々も多く見受けられます。
お守り目的の場合は、ファッションタトゥーのように人目に晒す必要もないため、洋服で隠れる太ももや二の腕、体幹などの場所に図柄を入れるケースも多いようです。
今回は、願かけとして人気の高いタトゥーの模様や柄から、隠れた場所に施術をするメリットを考えていきたいと思います。
蜘蛛の巣
さまざまな意味を持つ「蜘蛛の巣」の図柄は、筋肉の伸縮によって形が変わる肘などの場所に施されることが多い存在です。
キリスト教では「頼りにならぬもの」というネガティブな意味合いのある蜘蛛の巣ですが、発展、想像、繁栄といったプラスの考えに繋がる意味合いも多いため、事業の成功を願う男性などが選ぶ傾向が高いと言われています。
尾を呑み込む蛇(ウロボロス)
自分の尾を呑み込むウロボロスは、無限大や不老不死、再生の象徴と言われています。
またウロボロスには、永続性、循環性、始原性といった意味合いも含まれているため、宇宙や宗教的な意味合いで施すこともあります。
そんなウロボロスのタトゥーは、誰にも見られない体幹などの場所にひっそりと施されることが多いようです。
毘沙門天
和柄の刺青の中には、財宝の神である毘沙門天を施す人たちも多く見受けられます。
毘沙門天には、開運出世、商売繁盛、仏教守護といったさまざまな意味合いがあるようです。
そんな毘沙門天はそれなりに大きな図柄になる特徴を持つため、その美しさを良い形で再現するためにも、背中や胸などの広いスペースに施すことが理想と言えるでしょう。
龍
出世のシンボルでもある「龍」は、和彫り・洋彫りどちらでも人気の高い図柄です。
特に迫力のある昇り龍には、高い威厳に繋がる意味があると言われています。
細長い龍のタトゥーは二の腕などにも施せますが、広々とした背中に入れることで迫力溢れる仕上がりになると言われています。
タトゥーの図柄や場所を決める際の注意点
タトゥーの図柄を入れる場所を決める際には「どこに施すことで生活に支障が出ないか?」をしっかり検討する必要があります。
特に大きな柄の刺青は、除去する際に年単位の時間と費用がかかるリスクがありますので、後々の後悔が起こらないようにしっかりと彫り師との相談や打ち合わせをしておくべきと言えるでしょう。
ライフスタイルの変化により施したタトゥーに嫌悪感が出てきた時には、刺青除去を得意とする美容クリニックで相談をするようにしてください。
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