2017.04.27
タトゥーや刺青があると病院受け入れ拒否されるって本当ですか?
カッコいいタトゥーの影に隠れたリスクとデメリット
2012年に大阪市役所で勃発した市職員のタトゥー問題により、刺青やタトゥーを入れた人達に生じる意外なトラブルやデメリットがメディアで取り上げられるようになりました。
こうしたトラブルを知らず、安易な気持ちでタトゥーや刺青を入れてしまうと、病院や日常生活といったさまざまなシーンで「こんなハズじゃなかった!」とも言えるトラブルが生じることもあるようです。
今回は、これからタトゥーを入れる皆さんに読んでいただきたい、4つの問題をご紹介していきます。
MRIやCT検査を病院で断られる理由
タトゥーを入れたことに満足した人達が最初にぶつかるトラブルは、病院に行った時に多く起こります。
医療ミスによる問題や訴訟を避けようと考える医療機関では、トラブルの種とも言える刺青の入った人達のCT・MRI検査を全般的に断る傾向があります。
患者さんからすれば「自分は腕だけだから良いだろう」といった想いがあるかもしれませんが、その色素の中に電磁波に反応する金属成分が入っている可能性を考えると、病院側の言い分も納得できると言えるでしょう。
大きな病気による入院も厳しい!?
CTやMRIといった検査が受けられなければ、当然ドクターによる専門的な見立てや治療もできなくなります。
また検査ができない場合は、それだけ誤診などのリスクも高まりますので、きちんとした対応を行う病院であればあるほど、外科手術などを必要とする入院を断る可能性が出てくると言えそうです。
今話題のアートメイクでもトラブルが多発
長持ちする眉やアイラインを入れてもらえるアートメイク業界でも、2006年~2011年の5年間で121件ものトラブルが発生しています。
その中には、アーティストの失敗によって角膜が損傷したり、施術中に手が滑って全く関係ない皮膚を傷つけられたといった事例もあります。
またタトゥーや刺青と同じように長持ちするアートメイクには、施術をしてもらったデザインが今のトレンドに合わなくなるというトラブルも多発していますので、「どんな眉やアイラインが良いのか?」といったことも熟考すべきと言えるでしょう。
タトゥーや刺青を入れたら病院にも行けないの?
将来の病気や健康面に不安がある場合は、美容クリニックで行われている刺青除去を行って、CTやMRI検査に支障のあるタトゥーを消す方法がおすすめです。
この手段でタトゥーがなくなれば、大病をした時であっても病院受け入れ拒否といった最悪の事態を回避できます。
また刺青除去が可能な美容クリニックでは、アートメイクの相談にも対応していますので、肌トラブルを含めた何らかの悩みがあるなら、早めに問い合わせをしてみると良いでしょう。
人気の記事
基礎知識