2016.06.01
タトゥーや刺青がある人でもMRIやCT検査は受けられる?
タトゥーや刺青をしていてもMRIは受けられる?
水素原子核を磁気によって共鳴させるMRIは、タトゥーや刺青、アートメイクをしている人には注意すべき検査です。
タトゥーを施す際に使うインクの中には、鉄粉や磁性体が含まれていることがあるため、MRIの強力な磁力を当てると、変色や火傷が生じるケースが多く見受けられます。
また検査を行いたいパーツにタトゥーや刺青があると、微妙な影によって正しい結果が得られないこともありますので、「病気の際に正しく診察してもらいたい」と考える人にはおすすめできない存在であると言えるでしょう。
タトゥーや刺青をしている人はCT検査も受けられない?
X線検査であるCTは、タトゥーや刺青をしていても発熱の心配のない検査方法です。
しかし患者さんの大事をとる病院の場合は、「MRI・CTともに検査はNG」としているところも多く見受けられますので、マシンのメカニズムがどうであっても、断られるケースがあることを頭に入れておくべきと言えそうです。
タトゥーや刺青によって生じる意外なリスク
タトゥーや刺青をしている人の体験談の中には、「感染症を理由に生命保険の加入を断られた」といった事例も多く見受けられます。
古い時代と比べれば、衛生機器が向上しているタトゥー業界ではありますが、生命保険会社では「肝炎やHIVのリスクがある人は加入を断りたい」という考えを抱えていますので、注意が必要です。
もしこれからタトゥーを入れる予定がある場合は、生命保険の加入やMRI、CT検査などをしっかり受けて、「病気の治療や検査がスムーズに受けられないリスク」に備えておくべきと言えるでしょう。
MRI検査や生命保険加入をスムーズに行うためには?
幅広い年代で生活習慣病が増えている今の時代は、病院のMRI検査や生命保険加入を断られたタイミングで健康面の不安から「タトゥーや刺青の除去」を考える方々が増加傾向にあります。
光レーザーなどを使った施術では「完全にタトゥーを消すこと」は難しい実情がありますが、刺青除去によって色素が減れば火傷のリスクなどを減らせるメリットが得られると考えて良いでしょう。
またタトゥーや刺青がなくなれば、生命保険加入へのハードルも低くなりますので、将来的な備えという形で除去手術を受けてみても良いかもしれません。
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