2016.06.01
タトゥーや刺青のによって生じる病気のリスクとは?
タトゥーや刺青の施術によって病気がうつる可能性
針などの道具をきちんと消毒せずに使い回しをしているタトゥースタジオを利用すると、血液を通じて命の危険に繋がる感染症になることもあるため、注意が必要です。
タトゥーが原因で感染しやすい病気の代表としては、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)、破傷風などがあると言われています。
たくさんのタトゥースタジオが登場している今の時代は、多くの彫り師が衛生面や安全性を重視するようになりました。
しかしスタジオで施術を行う彫り師の多くは医師免許を持っていないため、医療機関と同レベルの安全性を求める人にとっては不安要素の高い存在と位置づけられると言えそうです。
タトゥーや刺青の施術で皮膚病になることもある
敏感肌などのデリケートな肌質を持つ人の中には、タトゥーや刺青の施術によって化膿やケロイドといった肌トラブルを起こす方々も存在します。
またさまざまな成分を含んだ色素や針を使うタトゥー施術は、アレルギー反応を起こしやすいことでも知られていますので、アレルギー体質がある人は注意をすべき存在と言えるでしょう。
タトゥーのインクにはさまざまな金属が含まれている
施術によって生じる病気ではありませんが、タトゥーや刺青の施術で使うインクには、水銀、マンガン、コバルト、クロミウム、カドミウムといった金属が含まれる問題も頭に入れておくべきです。
こうした金属が肌に入った人は、強力な磁場によって検査を行うMRIなどを利用することができません。
また医療従事者に黙ってMRIに入った場合は、想定外の大やけどを負うことになりますので、「バレなければ大丈夫だろう」といった考えは捨てた方が良さそうです。
タトゥーがあると生命保険にも入れなくなる
タトゥーや刺青がある人は、「施術によってB型肝炎やC型肝炎に感染しているかもしれない」という推測により生命保険に加入できないケースが多いと言われています。
想定外のリスクを回避したいと考える保険会社は、どんなに本人が健康だと主張しても「タトゥーがある限りは加入を認められない」と返答するため注意が必要です。
将来的に生じるかもしれない病気のために生命保険の加入を検討しているなら、「タトゥーを消す」という方法が最善と考えられますので、早めに刺青除去手術のできる美容クリニックに相談をすることをおすすめします。
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