2016.10.02
タトゥー切除で生じた傷跡を早くきれいに回復させる
切除法を使ったタトゥー除去とは?
切除法は、タトゥーや刺青が施された皮膚にメスを入れて行います。タトゥー除去手術が一般的になった近頃では、W縫合や真皮縫合といった幅広い方法で刺青をきれいに消せる時代が到来しています。特に真皮縫合は皮膚の内側を縫い合わせていきますので、糸の結び目や縫い目、傷跡が目立つことを避けたい人には、おすすめ度の高い方法と考えて良いでしょう。
切除法でタトゥー除去を行った後の注意点
切除法によってタトゥーや刺青を消した後の皮膚は、一般の敏感肌やアトピー肌以上にデリケートな状態となっています。タトゥー除去によってメスを入れた部位が完全に落ち着くまでには、半年~1年かかるのが一般的です。また切除法によって過敏になった肌は、バリア機能の低下によって紫外線の影響を受けやすい状態となりますので、色素沈着などの肌トラブルを回避するためにも、普段以上に日焼け止めを塗る必要があると言えるでしょう。バリア機能の低下した肌は乾燥も酷くなりやすいため、ドクターと相談しながら皮膚への負担の少ない保湿アイテムを購入するようにしてください。
切除法による傷をレーザーで治すことも可能
タトゥー除去手術によって生じた痛々しい傷跡は、レーザー治療を行うことで回復が早くなると言われています。フラクショナルレーザーと呼ばれるマシンを使った肌は、自然治癒力が高まることでターンオーバーがスピーディーになります。具体的には、1回のレーザー照射で皮膚細胞の5~15%の入れ替えが可能と考えられていますので、切除法とレーザー治療の併用は多くの患者さんにとって高いメリットをもたらすと考えて良さそうです。
美容クリニックで切除法をお願いする時のポイントとは?
美容クリニックで切除法をお願いする際には、まずカウンセリングを通して「タトゥー除去手術の実績が多いドクターか?」を確認するようにしてください。刺青や皮膚の状態を分析できるドクターは、患者さんの負担が少なく、よりきれいにタトゥーが消える切除法を提案してくれます。これに対してタトゥー除去実績の少ないドクターの場合は、患者さんの要望を無視してレーザー治療を提案することもありますので、いくつかの美容クリニックでカウンセリングを受けながら比較検討をすることが必要だと言えるでしょう。
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