2016.11.02
タトゥー除去に必要となる通院の回数とは?
1回では終わらない!?レーザーによるタトゥー除去の回数とは?
移植した皮膚との境界線や傷の生じないレーザーを使ったタトゥー除去は、皮膚の温存を重視する患者さんの間で人気の高い方法です。また近頃ではレーザー機器の性能も高まってきていますので、「従来と比べれば早く綺麗になりやすくなった」と捉えて良いでしょう。今回は、そんなレーザー治療における唯一の難点とも言える「通院回数」について、実際にこの方法を利用した患者さんの体験談からさまざまな考察をしていきたいと思います。
3回でタトゥー除去が終わった人の体験談
この方がレーザー治療を選んだのは、「皮膚に傷痕が残るのが嫌だったから」という理由です。サイズが大変小さいワンポイントのタトゥーは、3回のレーザー治療を行っただけでほとんど目立たなくなったそうです。治療費用については、総額20万円でした。
5回でタトゥー除去が終わった人の体験談
一辺4~5cmほどのタトゥーが複数あった男性は、「治療効果の出やすい黒色」という理由でレーザー施術を選択しました。レーザー治療は2ヶ月ごとに施術を受けるシステムのため、この患者さんはタトゥーが消えるまで1年半ほどの期間がかかったそうです。しかし強い色彩を放っていたタトゥーが痣のように薄くなった今では、子供と一緒にプールに行くこともできるようになりました。この男性の治療費用は、5回で23万円です。
どうしてレーザー治療の回数に違いが出るの?
レーザーを使ったタトゥー除去の回数は、使っている色や彫り方、患者さんの体質によって大きく変わります。比較的浅いところに色素を入れる機械彫りの場合は、手彫りタトゥーと比べてレーザーが効きやすいと言われています。また皮膚のターンオーバーも刺青除去には大事な要素となりますので、レーザーによって分解された色素を排出する患者さん自身の力も治療回数を左右する存在と位置付けて良いでしょう。そんなレーザーを使ったタトゥー除去は、3~10回ほどかかるのが一般的です。
まとめ
刺青の内容によって大きく異なるレーザー治療の回数は、経験豊富な美容クリニックのドクターに確認するのが一番です。特にカウンセリングや診察でタトゥーの現物を見せれば、「レーザーが効きやすい色か?」の判断もしやすくなりますので、ネットを使って情報収集に励むよりも病院に行った方が早いと言えそうです。
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