2016.12.22
ワセリンはNG!タトゥーのアフターケアで使う保湿の薬と軟膏の選び方
タトゥーの仕上がりはアフターケアによって決まる
スタジオでタトゥーの施術をした後は、アフターケアに関する彫り師のアドバイスを聞くだけでなく、毎日の暮らしの中で専用アイテムを使って患部を保護することが欠かせません。スタジオによってはアフターケアに必要となるローションや軟膏を取り扱っていないところもありますので、「どんな基準でケアアイテム購入をすべきか?」といった部分も知っておくべきだと言えるでしょう。今回は、多くの人が勘違いをしている石鹸、薬、軟膏の選び方から、タトゥーのアフターケアについて考えていきたいと思います。
抗菌効果の高い石鹸
タトゥー施術によってバリア機能が低下した患部は、図案が定着してからも、雑菌などによるトラブルが起こりやすい状態です。このようなパーツの清潔を保つためには、抗菌効果の高いリキッドソープの使用が大変おすすめとなっています。リキッドソープや石鹸を直接患部に当ててしまうと、石鹸カスが残ってしまうことも考えられますので、洗浄時にはきちんと泡立てることも忘れないようにしてください。
タトゥーの患部にワセリンがNGって本当ですか?
鉱物油を原材料とするワセリンを使っていると、彫り師によって描かれた色素が変色することが多いと言われています。また鉱物油の中には肌馴染みの悪いものもありますので、タトゥー後のケアには皮膚への優しさや外的刺激にならないことなどを基準に、アイテム選びをするのが理想的だと言えるでしょう。
ドラッグストアの製品でも刺青のアフターケアができる
実際にタトゥーを入れた人たちの口コミや体験談を見ていると、大半のドラッグストアに販売されているオロナインH軟膏や赤ちゃん向けの保湿クリームA&Dを購入する人が多いことに気付かされます。オロナインH軟膏に含まれるクロルヘキシジングルコン酸塩液は、外科手術などでも使われることのある、抗菌・殺菌成分です。これに対してA&Dクリームには、人間の皮膚と同じ構造を持つ保湿成分・セラミドやヒアルロン酸、γリノレン酸などが配合されていますので、タトゥー施術によって損なわれたバリア機能を回復させるためには、大変優れた保湿剤になると考えて良さそうです。
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